染色堅ろう度 Test service 01

耐光堅ろう度(カーボンアーク灯光) JIS L 0842

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窓際に置いていたものや長期間ディスプレイしていた服の色が変わってしまったことはありませんか?これは日光や蛍光灯の光が原因で変色したと考えられます。

繊維製品は着用洗濯や保管などの様々な原因によって色が変わってしまったり、他のものに色移りしてしまうことがあります。

試験の目的・概要

耐光試験は、試験片に一定時間光を当て、生地の変色を等級判定し評価します。

この試験では、標準退色を確認するための標準物である「ブルースケール」と比べて判定を行います。

試験片

70mm×60mmの試験片×2枚

(柄物やプリント生地などは色ごとに試験を行うため試料はさらに大きなものが必要)

条件

・耐光試験の判定にはブルースケールを使用する

・ブルースケールを標準退色するまで光に当て、ブルースケールの光が当たった部分と当たってない部分の色の差を基準として試験片の判定を行う

方法

  1. 試験片およびブルースケールを白厚紙に挟み、試験片ホルダーに取り付ける
  2. 試験片ホルダーを試験機に隙間がないように取り付ける
  3. 紫外線カーボンアーク灯光を用いて光を照射する
  4. 照射後、光が当たった部分と当たっていない部分の色の差をブルースケールと比較して判定する

結果

3級照射の場合

・試験片が目的のブルースケールより変退色の程度が少ないとき 3級以上

・変退色の程度が同程度のとき                3級

・変退色の程度が大きいとき                 3級未満




試験結果例

耐光試験結果例一般的な目安
変退色4級以上4級または3級以上