物性 Test service 02

パイル保持性

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別珍やコーデュロイの生地はV字またはW字状のパイル(起毛繊維)をタテ糸に引っかけているような構造になっており、摩擦によってパイルが抜け落ちることがあります。パイルがある程度抜けるとパイルの下に隠れていた地の組織が見えてしまい、外観がムラになってみえてしまいます。

JIS L 1075 A法 (ユニバーサル形試験機法)

パイル保持性A法は別珍やコール天などの織物のカットパイル素材に適用します。

カットパイル生地の裏側から研磨紙で摩擦し、脱落するパイルの量をパイル繊維の残留率で評価します。

試験結果の残留率が多いほどパイル繊維が抜けにくい生地となります。ベルベットは繊細な素材なため、この試験とは別の試験が適しています。

試験片

約80mm×80mmの試験片×6枚

試験

1.試験片の表側(起毛面)を下にして摩擦台に固定する。

2.試験片の裏側から、所定の荷重をかけて研磨紙で多方向に500回摩擦する。

3.処理済みの試験片の摩擦部分から既定の大きさを切り出し、タテ糸、ヨコ糸を取り除いて残ったパイルの質量を測定する。

4.未処理の試験片から規定の大きさの生地片を切り出し、パイルの質量を測定する。

5.処理済みの試験片3枚、未処理の試験片3枚について操作を繰り返す。

結果

処理済み分のパイル残量質量と未処理分のパイル質量からパイル保持率を算出し、3回の平均値を算出する。

(パイル保持率(%))= \(\displaystyle\frac{ (処理済みパイル残留質量)}{ (未処理分パイル質量)}\)×100


試験結果例

生地試験結果例一般的な目安
織物78.4%60%以上