寸法変化率 Test service 03

洗濯処理による寸法変化率

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家庭用電気洗濯機法(G法)

概要

家庭用電気洗濯機法による寸法変化率は生地などをパルセータ形家庭用電気洗濯機で処理し、脱水、乾燥後に寸法変化の程度を百分率(%)で表したものです。

試験片

織物は約400mm×400mmの試験片を3枚、
編物は約300mm×300mmで2枚重ねの試験片を2枚採取する。
試験片の中央にタテヨコそれぞれ200mm間隔の印をつける。

試験

JIS L 1930 C4M法の条件で洗濯→すすぎ2回→遠心脱水処理する。

脱水後の試験片を下表のいずれかの方法で乾燥する。

乾燥方法操作
タンブル乾燥60℃または80℃を超えない温度でタンブル乾燥機に投入し、
十分乾燥するまで運転する。
吊干しタテ方向が垂直になるように数か所をつかみ、つるして乾燥する。
平干しメッシュ状の水平台に広げて乾燥する。

結果

試験片1枚当たりタテ方向3か所、ヨコ方向3か所の印間の長さを測る。

処理前後の印間の長さの平均値から、タテ方向およびヨコ方向それぞれの寸法変化率を算出する。

寸法変化率(%)= \(\displaystyle\frac{ (処理後の長さ)-(処理前の長さ)}{ (処理前の長さ)}\)×100



※寸法変化率のプラス(+)は伸び、マイナス(-)は縮みを表す。

生地試験結果例一般的な目安
織物タテ -1.1%
ヨコ -2.8%
-3.0%~+3.0%
編物タテ -5.0%~+3.0%(または-3.0%~+3.0%)
ヨコ -5.0%~+3.0%