家庭用電気洗濯機法(G法)
概要
家庭用電気洗濯機法による寸法変化率は生地などをパルセータ形家庭用電気洗濯機で処理し、脱水、乾燥後に寸法変化の程度を百分率(%)で表したものです。
試験片
織物は約400mm×400mmの試験片を3枚、
編物は約300mm×300mmで2枚重ねの試験片を2枚採取する。
試験片の中央にタテヨコそれぞれ200mm間隔の印をつける。
試験
JIS L 1930 C4M法の条件で洗濯→すすぎ2回→遠心脱水処理する。
脱水後の試験片を下表のいずれかの方法で乾燥する。
乾燥方法 | 操作 |
タンブル乾燥 | 60℃または80℃を超えない温度でタンブル乾燥機に投入し、 十分乾燥するまで運転する。 |
吊干し | タテ方向が垂直になるように数か所をつかみ、つるして乾燥する。 |
平干し | メッシュ状の水平台に広げて乾燥する。 |
結果
試験片1枚当たりタテ方向3か所、ヨコ方向3か所の印間の長さを測る。
処理前後の印間の長さの平均値から、タテ方向およびヨコ方向それぞれの寸法変化率を算出する。
寸法変化率(%)= \(\displaystyle\frac{ (処理後の長さ)-(処理前の長さ)}{ (処理前の長さ)}\)×100
※寸法変化率のプラス(+)は伸び、マイナス(-)は縮みを表す。
生地 | 試験結果例 | 一般的な目安 |
織物 | タテ -1.1% ヨコ -2.8% | -3.0%~+3.0% |
編物 | タテ -5.0%~+3.0%(または-3.0%~+3.0%) ヨコ -5.0%~+3.0% |