機能性 Test service 04

耐水性試験

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  • 一般衣料品
  • 帽子
  • 靴下・手袋類

一般に防水と呼ばれることの多い性能が耐水性です。耐水性の高い生地は水が生地を通り抜けない加工がされていて、雨具や、テントのように強い雨に当たっても水を通さないようになっています。

はっ水性と混同されることもありますが、はっ水性は生地が水をはじいて濡れるのを防ぐ性能です。糸の隙間から水が通り抜けることがあるので注意が必要です。

目的・概要

水が生地に触れた状態で水圧をかけると、水が生地の隙間を通って反対側へ漏れ出ます。この時の水圧を測定することで耐水性(防水性)を評価します。

主に通気性のない繊維製品(防水帆布、テント用布、靴用布、防水加工したもの等)の生地を評価します。

傘や軽装のアウトドア衣料は低水圧法、より高い防水性能を必要とする高機能アウトドア衣料やテントなどは高水圧法で試験するのが一般的です。

JIS L 1092 低水圧法

試験片

約150mm×150mmの試験片×5枚

試験

1.試験機の試験片取り付け部分に水を張り、試験片の表面を下にして試験部分の試験片全面が水に接するように試験機に取り付ける。

2.試験片取り付け部分に水圧をかけていき、試験部分の生地面3か所から水が噴き出したときの水位を測定する。

3.5回の試験を繰り返す。

結果

試験片5枚の水位の平均値を求める。

試験結果例

生地試験結果例一般的な目安
織物275mm300mm以上
編物


JIS L 1092 高水圧法

試験片

約150mm×150mmの試験片×5枚

試験

1.試験機の試験片取り付け部分に水を張り、試験片の表面を下にして試験部分の試験片全面が水に接するように試験機に取り付ける。

2.試験片取り付け部分に水圧をかけていき、試験部分の生地面3か所から水が噴き出したときの水圧を読み取る。

3.5回の試験を繰り返す。

結果

試験片5枚の水圧の平均値を求める。

試験結果例

生地試験結果例一般的な目安
織物142.3kPa100~300kPa以上
(数値を商品に表示する場合は記載数値以上であること)
編物