ちょっとした雨や傘から落ちてくる雫で衣服が濡れた後にシミができていることがあります。これは水の影響によるもので、水によってできるシミをウォータースポットと呼びます。絹やレーヨンは水に弱くウォータースポットが発生しやすいです。

繊維製品は着用洗濯や保管などの様々な原因によって色が変わってしまったり、他のものに色移りしてしまうことがあります。

試験の目的・概要

この試験は、試験片に水を一滴たらし自然乾燥させます。乾燥後、生地の変色を等級判定し評価します。

試験片

・100ｍｍ×40ｍｍの試験片×2枚以上

（柄物やプリント生地などは色ごとに試験を行うため試料はさらに大きなものが必要）

方法

1. 試験片をガラス板の上に置き、ピペットを用いて試験片の中央に水を滴下する
2. 自然乾燥させる

結果

試験片に水を滴下した部分と滴下しなかった部分の色の差の程度をグレースケールと比較して級数を判定する

試験結果例

水滴下	試験結果例	一般的な目安
変退色	4-5級	4級以上